2023年02月10日号 Vol.439

BCJ、アメリカ/カナダ・ツアー公演
バリトン歌手のウィリアムズ参加
「バッハ・コレギウム・ジャパン & R・ウィリアムズ」

バッハ・コレギウム・ジャパン (Photo by JoãoMessias)

世界有数のバロック・アンサンブルのひとつに挙げられる「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」が2月、アメリカとカナダでツアー公演を開催中だ。

2月1日、アメリカのニューヘイブンを皮切りに、カンザスシティ、トロント(カナダ)、セントポール、ボストン、ワシントンDCを巡った後、2月12日(日)にマンハッタンのカーフマン・コンサート・ホールで公演を行う。今回はオンラインでも公開され、コンサート開始から72時間、視聴できる。



公演は、BCJ創設者で音楽監督の鈴木雅明指揮の下、イギリスを代表するバリトン歌手のロデリック・ウィリアムズ、ヴァイオリニストの寺神戸亮を含め、総勢8人。バッハを筆頭に、テレマン、ヤーニチュなどを演奏する(プログラムは別記参照)。ウィリアムズは、バッハの「私は、満ち足りた」を含む2つのセクションに参加、力強い歌声を披露する。

左:鈴木雅明(Photo © Marco Borggreve)、右:ロデリック・ウィリアムズ (Photo © Benjamin Ealovega)

1990年4月、バロック音楽に特化したオーケストラと合唱団として設立されたBCJは、「バッハの音楽を未来へ」をスローガンに活動。バッハの教会カンタータを全曲を演奏・録音。同プロジェクトは2014年、スウェーデンに拠点を置くクラシック音楽中心のレコードレーベル「BISレコーズ」の、エコー・クラシック賞エディトリアル・アチーブメント・オブ・ザ・イヤー部門を受賞した。

Bach Collegium Japan & Roderick Williams, baritone
■2月12日(日)3:00pm
■会場:Kaufmann Concert Hall (92NY)
 1395 Lexington Ave.
■入場チケット:$50〜
■オンライン視聴:$25〜
※コンサート開始から72時間視聴可能
www.92ny.org

★演奏プログラム(※予告なく変更する場合有り)
バッハ:管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV 1067
ヤーニチュ:室内ソナタ ト短調 《おお、血と涙にまみれた御頭よ》
テレマン:《オリーブ山でイエスはおののき》 TWV 367
テレマン: パリ四重奏曲 第1番 ニ長調 TWV 43/D2
バッハ:《私は、満ち足りた》 BWV 82


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