2020年2月7日号 Vol.367

2020ニューヨーク合唱フェスティバル
カーネギーで3月11日 観覧無料
被災地復興支援掲げ



「2020ニューヨーク合唱フェスティバル」(主催・文化芸能国際交流機構=JAEXA)が3月11日(水)、カーネギーホールで開催される。日米トップクラスの9合唱団が共演、歌の素晴らしさを伝える。チケットは無料。
合唱を通じて交流を深め、次世代に日米の親善をつなげようとの目的で開催。東日本大震災の被災地支援の目的もあり、ニューヨーク日系ライオンズクラブが休憩時間と終演時に募金活動を行う。

ピアニスト小原孝
カーネギー・デビュー


日本の人気ピアニスト・小原孝が、女声合唱団ひびき(岩本徳指揮)の伴奏をする。今回が小原のカーネギーホール初演奏となる。小原はNHK「ららら♪クラシック」、テレビ朝日「新題名のない音楽会」、NHKFM「弾き語りフォーユー」に出演する傍、毎年全国各地で多数のリサイタルを開いている。
1990年のデビュー以来、40枚以上のアルバムをリリース。ニューヨークでは2011年、由紀さおり・安田祥子姉妹がジャズ・アット・リンカーンセンターで歌った際に伴奏のために来米。今回のカーネギーでの岩本指揮者とは、東京都府中市で少年少女合唱団の共同指導者を務めるなど、かねてからの共演者。今回、小原の作詞作曲「逢えてよかったね」も演奏する。

静岡、山梨の合唱団
「ふじの山」を演奏


富士山南麓(静岡県沼津市、三島市、御殿場市、熱海市)の合唱団「コア・クライス・セリ」(芹澤卓弥指揮)と、富士山北麓にあたる山梨県富士吉田市、富士河口湖町、忍野村の「富楽会合唱団」(渡辺公男指揮)が、今回の合唱フェスティバルに参加する。
両合唱団とも全日本おかあさんコーラス全国大会で入賞、関東支部大会では全国大会への出場権を争うライバル関係。その2合唱団が、ニューヨークでは「ふじの山」を合同演奏する。
富士山は山頂から東斜面の帰属が決まっておらず、「県境争い」と報じられることも多いが、ニューヨークでは富士山南北の両県が仲良くこの歌を歌う。

■3月11日(水)8:00pm 
■会場:Stern Auditorium /Perelman Stage
 @Carnegie Hall:57th St. and 7th Ave.
www.carnegiehall.org
■入場無料(要チケット)
★カーネギーホールのボックスオフィスでチケット取得のこと
★当日券なし ★当日会場で$10募金実施


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