2021年1月29日号 Vol.390

NY州感染クラスターマップ
オレンジゾーンを解除
COVID-19変異種、州全体で42件を確認

1月27日のブリーフィングで発表されたクラスターゾーンマップのイエローゾーン(スクリーンショットから)

クオモNY州知事は1月27日(水)のブリーフィングで、「この数週間、NY州で新規の新型コロナウイルス感染者数と入院率が低下している」と報告。この状況を踏まえ、感染率を色分けした「クラスター・ゾーンマップ」を更新、全ての「オレンジゾーン」と、一部の「イエローゾーン」の規制解除を発表した。

オレンジゾーンが解除された地域では、屋内外レストランで最大50%(1月28日現在、NY市内は屋内飲食禁止)、礼拝所でも最大50%の収容が許可され、パブリックスペースおよび屋内外での集会は最大25人まで、個人宅で最大10人までの集まりが許可される。

残った「イエローゾーン」は、ブロンクス(イースト/ウエスト)、マンハッタン(ワシントンハイツ)、クイーンズ(キューガーデンズ/フォレストヒルズ)、ニューバーグ。これらの地域では入院率が高く、週ごとの症例数が増加。知事は特に、ブロンクスでの陽性率が平均よりも高いことを懸念している。

また、イギリスで検出された新型コロナウイルス変異種について、NY州内で新たな症例を確認。ロングアイランド、ニューヨーク市、ウェストチェスター、サラトガ、トンプキンス、ナイアガラ、オノンダガ、エセックス、ウォーレンで発見され、州全体で42件となった。 ちなみに、ニュージャージー州で8件、コネチカット州で8件が確認されている。

クオモ知事は、「昨年11月から今年1月にかけてのホリデーシーズンで急増していた感染率が、ようやく収まってきた言っても過言ではない」と、現状を好評価。しかし、「この戦争はまだ終わっていない」とし、引き続き予防対策(マスク、手洗い、ソーシャルディスタンス)を徹底するよう州民に呼びかけている。

クラスター・ゾーンマップ




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