2022年1月28日号 Vol.414

総領事館で伝達式開催
フルモト氏、日米友好親善に寄与

(左から)山野内総領事・大使、フルモト氏、キャロル夫人

在ニューヨーク日本国総領事館は大使公邸で1月20日(木)、古本不動産代表取締役会長のタケシ・フルモト氏に対し、在外公館長表彰伝達式を行った。

フルモト氏は、第二次世界大戦中に日系人の強制収容所で生まれ、少年時代は父親の故郷である広島市で過ごした。後に米国に戻り、ベトナム戦争時には米軍兵として出兵した経歴を持つ。退役後はNJ州フォートリー地区において不動産会社を設立。以後、日系人の地位向上のため様々な活動も続けている。また、NY広島会会長を務めるかたわら、人権活動家として、おもにNY州、NJ州の日系人の地位向上や日米の友好親善に寄与してきた。



式典には、キャロル夫人とともに出席したフルモト氏。受賞の挨拶では、第二次世界大戦中は敵国人として不遇を強いられた経験から、強い平和への思いを語った。最後に「これからも日米友好親善を目指して頑張っていきたい」と力強く述べた。

友人代表として、徳永晋古本不動産代表取締役社長が祝辞を述べた後、平和ファウンデーション代表の中垣顕實法師の音頭で乾杯、受賞を祝った。


HOME