2023年01月27日号 Vol.438

放送作家・安達元一がアートシーンを斬る!
「アート・インキュベーションシリーズ」
市内で1月25日から

スギヤマタクヤ「無題」2022年

日本のテレビ界を牽引してきたエミー賞受賞放送作家・安達元一と、ニューヨーク在住キュレーター・佐藤恭子のコラボレーションによる展覧会シリーズが始まる。題して「アート・インキュベーションシリーズ」。

ジャンルを問わず、日本で活躍するアーティストを世界最先端のアートシーンに取り込み、ニューヨークのトップアーティストらと交流し、刺激を与え合うために企画されたシリーズだ。安達元一が、日本のテレビ界で長年活躍してきた感覚で、美術界を斬る。



シリーズ初回は「究極の美」。1月25日(水)から2月1日(水)まで、ニューヨーク天理文化協会で開催される。紹介するアーティストは次のとおり。

▼スギヤマタクヤ
1987年神奈川県生まれ。多摩美術大学環境デザイン学科卒業。東京を拠点にするアーティスト、作曲家

▼濵村裕二
1971年千葉県生まれ、長崎県在住。47歳のとき独学でアーティストに。海をテーマにレジンを使った作品が認められる

濵村裕二「Brilliant」2021年

▼エリカ・ハルスチュ
ニューヨークを拠点に活動するメキシコ人アーティスト。インスタレーション、絵画、映像、写真、パフォーマンスと多岐にわたる

▼エヴァ・ペトリッチ
1983年スロベニア生まれ。ニューヨークとウィーンを拠点に活動するマルチメディア・アーティスト。インスタレーション、写真、映像、パフォーマンス、音楽など多彩な作品を制作

▼ジョハン・ワールストロム
1959年スウェーデン生まれ。ニュージャージー拠点。現代の政治・社会をテーマに作品を制作

このシリーズの仕掛け人・安達元一と佐藤恭子は、次のように話す。
「古くからの伝統を重んじる芸術の世界に、自由奔放な発想で新しい風を吹かせたい。有名美術大学出身でなくても、有力ギャラリーの庇護を受けていなくても、美しい作品は美しい、面白い作品は面白い。魅力的なアーティストを世界で暴れさせてみたい。そんな型破りの挑戦を今回してみたいと思います」

■1月25日(水)〜2月1日(水)
■オープニングレセプション:
 1月25日(水)6:00〜8:00pm
■会場:ニューヨーク天理文化協会
 43A W 13th St.
■TEL: 212-645-2800
www.tenri.org


HOME