2020年1月24日号 Vol.366

バレンタイン恒例、TSのハートオブジェ
コミュニティ育み繋がりを促進
「ハート・スクエアード」


A rendering of Heart Squared. MODU and Eric Forman Studios


バレンタイン恒例「タイムズ・スクエア・アート」が主催する「バレンタイン・ハート・デザイン」。1月30日(木)から3月2日(月)まで、ハートをテーマにしたオブジェが「タイムズ・スクエア・プラザ」に設置される。

12回目を迎える今回は、クーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアム(CHSDM)がキュレーションを担当。ブルックリンを拠点に活動するデザインスタジオMODUと、同じくブルックリン・ベースのエリック・フォーマン・スタジオによる「ハート・スクエアード(Heart Squared)」が選出された。高さ約10フィート、スチール製の立方体を組み合わせて、抽象化したハートを表現。格子内に吊るされた125枚の鏡が周辺の風景を取り込む。高層ビル、色鮮やかな看板、行き交う人々がひとつの「ピクセル」となり、全体を構成。観賞する位置によって、それら鏡の反射が突然「合体」し、新しいイメージを見せるというデザイナーの遊び心が隠されている。
「鏡と光の魔法を使って、都市の風景を思いがけないものにリミックスしました。街や互いを見るための新しい方法を人々に提供しています」とフォーマン。
「ひとつの作品の中に、驚くほどの多様性を発見するはずです。都市の中心で私達の違いを祝し、さらに根本的・包括的に結びつけるというニューヨーカーの声明です」とMODU。
CHSDMのディレクター、キャロライン・バウマンは、「デザインの力がコミュニティを育み、繋がりを促進することを実証した」と評価している。

Heart Squared
■1月30日(木)〜3月2日(月)
■会場:TSq Plaza 46-47
 Broadway btwn 46th-47th Sts
■観覧無料
www.timessquarenyc.org



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