真実とフィクション、日常と異次元、過去と現在、ダンサーと非ダンサー、さまざまな相反と相違を取り込んだ本作は、ワーク・イン・プログレスで今回が初公開。今後も発展を続けて行く。また、ロゴフ氏の短編映像作品「Wonder About Merri」なども配信される。
山中家(The Yamanakas At Home)
1月26日(火)、27日(水)7:00PM
チケット:$5〜(任意)
詳細、視聴はラママのサイト www.lamama.org
【タマー・ロゴフ Tamar Rogoff】
ニューヨークを拠点とする映像作家・振付家。極限の状況に置かれた人間の生きる様を探求し、困難な物語を優しさのこもった独特の視点で表現する。伝統的な劇場での公演から、大規模なサイトでのパフォーマンス、映画などさまざまな媒体で発表を行なって来た。『The Ivye Project』(1994)はベラルーシの森の中、ホロコーストで命を落としたロゴフの親族を始めとする人々の墓標の周りで行われた。それを元にしたドキュメンタリー映画『Summer in Ivye』はハンプトンズ国際映画祭で上映。2005年には、P.S.122で女優クレア・デーンズのためにソロダンスの振付を担当、HBOのエミー賞受賞映画『テンプル・グランディン』のムーブメントコーチを務めた。サンダンス・インスティテュートのドキュメンタリー映画プログラム・フェロー。
映像作品『Enter the Faun』は、アメリカ国内と海外の映画祭で上映され、ベルギーのエクストラオーディナリー映画祭でグランプリを受賞。次作の『Wonder About Merri』は、Dare to Dance in Public Film Festivalで「Most Daring Film」を受賞。
【山中芽衣】
東京出身のダンサー、振付家。6歳から15歳までクラシックバレエを学ぶ。15歳から高校でヒップホップを始める。高校卒業後、2008年の春から、コンテンポラリーダンスなどを学ぶため、渡米。Dance New Amsterdamで3年学んだのち、フリーランサーとしてニューヨークを拠点に活動している。ニューヨークでは色々な振付家、主にTamar Rogoff、Tiffany Mills、Catheline Galassoなどと活動するほか、自分自身の制作活動も行なっている。2011年には、New York Live Arts、Fresh Tracks、2014年にはChez Bushwickのレジデンシーアーティストに選出される。自分らしい表現、発信をしていきたいと日々活動をしている。