2021年1月15日号 Vol.389

米到着すべての航空旅客に
COVID-19陰性証明の提出を義務化
証明できない場合、搭乗拒否も

米疾病対策センター(CDC)は1月12日(火)、航空便(チャーター便を含む)を利用し、海外からアメリカへ到着する場合、新型コロナウイルス検査の陰性証明書提出を義務付けると発表した。適用は1月26日(火)から。これまでも一部地域からの入国者に対して陰性証明書の提出を義務付けていたが、その対象者を拡大する。

国籍を問わず、米国市民を含めた2歳以上のすべてのアメリカ到着者は、出発前3日以内の新型コロナウイルス検査が陰性であることを証明しなければならない。過去に感染した場合は、すでに回復していることを証明する書類の提出が求められる。また、アメリカ国内で乗り継ぎ(アメリカ滞在時間が24時間を超えて)他国へ向かう場合や、新型コロナウイルスのワクチンを接種している場合でも、陰性証明書が必要となる。

航空会社に対しては、搭乗前、乗客に検査結果の確認を義務付ける。陰性証明書を持たない、または提出を拒否した場合、搭乗を拒否するよう指導している。

CDCでは、検査結果が陰性の場合でも、入国後7日間の自宅待機・自己隔離を奨励。さらに入国から3〜5日以内に再検査を受けること、再検査を受けない場合は10日間の自宅待機を奨励している。ただし、滞在する州により状況が異なるため、それぞれの州・地方条例に従うことを求めている。

詳細は、別記「Requirement for Proof of Negative COVID-19 Test or Recovery from COVID-19 for All Air Passengers Arriving in the United States」を参照。



Requirement for Proof of Negative COVID-19 Test or Recovery from COVID-19 for All Air Passengers Arriving in the United States(CDC)


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