2022年1月14日号 Vol.413

ニューヨーク上空を滑空!
最先端のフライング・シアター
「ライズNY」

イントロとなるシアター(完成予想イメージ)Rendering: courtesy RISENY

タイムズ・スクエアに、新たなエンターテイメント「ライズNY」=表紙写真=が誕生した。没入型の映画、美術館スタイルのギャラリー、テーマパークの乗り物を組み合わせたユニークなアトラクション。制作は、ニューヨークを拠点とするエンターテイメント制作会社「ランニング・サブウェイ」で、ブロードウェイ・ショーを筆頭に、さまざまな文化施設、団体、個人と協力して完成させた。



同社代表でCEOのジェームズ・サンナ氏は、ディズニー・ランドで息子と乗ったフライト・シミュレーター型アトラクション「ソリアン」にインスパイアを受け、「ニューヨークの上空を飛び回るのは素晴らしいことではないだろうか」と考えていたという。

「音楽」ギャラリー(完成予想イメージ)Rendering: courtesy RISENY

会場は視覚効果だけでなく、風や香りなどの特殊効果を備えた没入型シアター。旅はまず、ドキュメンタリー監督のリック・バーンズとジェームズ・サンダースが制作した映画(ナレーションはジェフ・ゴールドブラム)から始まる。ニューヨークの歴史とその世界的な影響を紹介した後、1904年頃、市庁舎にあった市内初の地下鉄駅へと「移動」。地下鉄に「乗車」した観客は、7つのテーマ=「ファイナンス」「スカイライン」「テレビ/ラジオ」「ファッション」「音楽」「ブロードウェイ」「映画」=のギャラリー展示を通して、活気に満ちたニューヨーク・ポップカルチャーの進化を目の当たりにする。

旅の最後はニューヨークのスカイラインを「滑空」する(完成予想イメージ) Rendering: courtesy RISENY

ギャラリーを通り抜けるといよいよ旅も終盤、「ライズNY」のハイライトとなる「空中」へと飛び出す。用意された特殊な席に座った観客は文字通り30フィート上空へと「舞い上がり」、吊り下げられた状態で、ニューヨークのスカイラインを滑空。180度40フィートの投影ドーム内には美しい8K映像が投影され、リアルな飛行感覚が楽しめる。

「ライズNY」は、最先端技術を取り入れた、これまでにないニューヨーク体験だ。

RiseNY
■会場:160 W. 45th St.
■大人$21〜、3-12歳$18〜、65歳以上$20〜
 VIP大人$32〜、VIP3-12歳$27〜
https://www.riseny.co
※コロナ感染拡大状況により予告なく休館される場合もあり。最新情報はウェブサイトで確認を(2022年1月13日・編集部)


HOME