2019年1月11日号 Vol.341

ユージン・リチャード:ラン-オン・オブ・タイム
Eugene Richards: The Run-On Of Time

国際写真センター
Grandmother, Brooklyn, 1993

国際写真センター
Dorothy's ruby slippers, Lehi, Arkansas, 2010. Collection of Eugene Richards. © Eugene Richards


写真家ユージン・リチャードによる、初めての美術館規模の個展。キャリアは50年近く、140点以上の作品が展示。生、死、貧困、偏見、戦争、テロリズムなど、キャリア全体において主要なテーマ別に紹介されている。リチャードの作品は、ロバート・フランクような強い主題、あるいはユージン・スミスのような社会と繋がりなどによって知られるが、リチャード自身は作品のアプローチについて「写真家としての責任は、人に敬意を持つ事。自分の技術を、人の生と、人間性について何か真実を明らかにするために用いること」と語っていた。多くの人が見逃してしまう瞬間に一生を捧げたフォトジャーナリストの業績全貌を観ることができる希少な機会。(林玄一)

1月20日まで
ICP Museum
250 Bowery
212-857-0000
火〜日10:00am-6:00pm
木 10:00am-9:00pm、月休館
大人$14、シニア$12、 学生$10
14歳以下無料 (要保護者同伴)
※入場料任意:木 6:00pm-9:00pm
www.icp.org


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