Advertisement
2025年4月11日号掲載|4
2030年までにクリーンエネルギー3倍増を
私たちのパワー、私たちの惑星「アースデー」
4月22日、地球の環境保護を考える日「アースデー(地球の日、Earth Day)」は1970年、アメリカで誕生。発案者は当時、上院議員だったゲイロード・ネルソン氏で、きっかけは1969年、サンタバーバラ沖で発生した大規模な原油流出事故だった。この事故が、アメリカ全土で深刻な環境汚染問題への関心を集める契機となり、ネルソン氏は保護意識を高めようと全国規模でアースデーの実施を提案。1970年4月22日、およそ2000万人が環境保護の重要性を訴え、デモや集会を実施した。

アースデーの成功を受け、「環境問題への対応が急務である」と考えたリチャード・ニクソン大統領(当時)は、「環境保護庁(EPA=Environmental Protection Agency)」の設立を提案。環境保護を専門に担当する連邦機関として同年12月から活動を開始。「アースデー」は、環境に対する市民の意識を一変させ、現代の持続可能な社会の礎を築いた重要な出来事であった。
Advertisement
今年のアースデーのテーマは「私たちのパワー(力、電力)、私たちの惑星(Our Power, Our Planet)」。太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーの世界的な移行を推進するもので、2030年までにクリーンエネルギー発電量を現在の3倍にしようと呼びかける。
「個人として具体的に何をすればいいか」が分からない場合は、「アースデー・イニシアチブ」のサイトへ。キャンペーンやグループ活動など、様々な行動を案内。この機会に何が出来るのかを考え実行してみよう。
アクションデーでDOGEに反発
環境保護を訴える「アースデー」とは対照的に現政権は、イーロン・マスク氏が率いる米政府効率化省「DOGE」が、EPAへの予算削減や組織の縮小、環境保護規制の緩和を掲げていることから対立。EPA職員たちは3月25日、全米各地で抗議活動「アクション・デー」を実行。「DOGE」に対し「この男は我々の上司ではない」、「汚職のスペルは? E-L-O-N!」などと声をあげ反発し、環境保護の重要性を訴えている。
Earth Day(公式サイト)
■https://www.earthday.org
Earth Day Initiative(NYC)
■http://www.earthdayinitiative.org

