Page 9 - Yomitime449
P. 9

  [ 9 ]
07/07/2023
YOMITIME・WWW.YOMITIME.COM・info@yomitime.com・
     能塚由香 YUKA NOTSUKA ダンサー、女優
・出身:福岡県
★プロを意識したのは小学2年の夏
母が趣味でバレエのクラスに通い、姉も幼稚園でバレエを習って いたことなどから、自然な流れで「私も4歳になったらバレエす るんだ~」と始めました。その頃、バレエの他にもいくつか習い 事をしていて、「もっとお友達と遊びたいから辞めたい」と言っ ていた時期もあったようですが、結局、バレエだけは続きました。 プロを意識したのは小学校2年生の夏。初めて、ディズニーラン ドで観たエンターテイメントに感動し、パフォーマーになりたい と思いました。  ★ツアー公演「キャッツ」で白猫ヴィクトリア役に抜擢
18歳の頃、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでパフォーマーとして仕事に就きまし
た。2012年の春、短期でニューヨークに留学し、帰国後は、ハウス・テンボス、ユニ
バーサル・スタジオ・ジャパンで活動。2015年の夏、長期留学のため再びニューヨーク
へ。アルビンエイリーのスクールに2年間通ったのち、2017年からNai-Ni Chen Dance
Companyに所属。Luigi's Jazz Centerでアシスタントや代講講師を務めながら、Walt
Disney Worldプロダクションの季節限定イベントや、National Tourの「An American
in Paris」、「South Pacific」などに出演。その後、友人が「CATSがキャストを募集し
ている」と教えてくれたのがきっかけで、2022年6月から、ミュージカル「キャッツ」
のツアー公演に参加しました。採用までのプロセスは、まずウェブサイトからのレジュメ
とヘッドショットで応募、ダンスリールの審査を経て、インパーソンでのオーディション
に呼ばれました。そこには30 ~ 35人程のダンサーがいて、正直なところ合格する自信は
なかったんです。ですが、どんどん他の人がカットされていく中で何度も名前が呼ばれ、ヴィ
クトリアのソロの振り付けをした時、「合格したい!」と強く願いました。歌の審査の際、ディ
レクターの反応が良かったので「もしかしたら合格するかもしれない?」とは感じましたが、
まさかメインキャラクター、白猫のヴィクトリアでオファーが来るとは思っていませんで
した。「キャッツ」のツアー公演は6月18日で無事終了、今はホッとしています。何と言っ
ても10 ヵ月の契約を走り切ったこと、無事に千秋楽が迎えられたことがとても嬉しい。私
を支え、応援してくださった、たくさんの人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。
★ダンスの魅力・醍醐味
ダンスとは、生力/活力。人生を振り返ると本当にダンスしかなくて、すべてのことがダン
1「エゴイスト」主演の鈴木亮平
2阪本順治監督「せかいのおきく」
 スに繋がっています。嫌なことも乗り越え、ここまでがむしゃらにやって来られたのも、「ダ ・(カッコ)内は英題・@丸数字は会場
ンス」があったからこそできたことで、ダンスがなかったら私は存在していないかもしれ ません(笑)。「ダンスがあれば常に幸せ」ということではなく、辛かったり、悲しかったり、 辞めたかったり、といった事も多いのですが、「じゃあ、ダンスがなかったらどうする?」 と、自分に問いかけてみると「何もない!」という答えになってしまう...。ダンスの魅力は、 やはり身体で表現できること。言葉では伝え切れない、たくさんの気持ちや思いを動きを 通して表現できる。加えて、自分自身の成長を感じた時に醍醐味を感じます。表現力を上 げるためには基礎力を上げなければならない、その基礎力を上げるためには筋肉をトレー ニングしなければならない...そんな地道な作業を続け、成果が出た時に「やってきてよかっ たな」と痛感します。
★ダンサーだけでなく「表現者」として
踊ることを通して「私自身」を表現したい。これからもたくさんの振り付け師、演出家、アーティス トに出会うと思いますが、与えられた振り付けを、私らしい方法で、私自身の感性で表現したい。振 り付け通りに踊ることはダンサーにとって「当然」ですが、その上で、自分だけの「感性で踊る」こと。 他人とは異なる自分だけの感性の幅を広げ、一つひとつのキャラクターに「私自身」を吹き込む...そ んなアーティストになりたい。さらに、ダンスだけに縛られず、歌やも芝居できる「表現者」。どん なことにも挑戦し、成長し続けられるアーティストを目指しています。
★今後の予定
現在はフリーランスとして活動しています。この夏は、いくつかのダンススクールで教えたり、ア シスタントやワークショップで忙しくなる予定です。さらにオー contact
●「エゴイスト」(Egoist)松永大司監督(上映後Q&A)  7月15日(土)8:30pm @❶
●「百花」(A Hundred Flowers)川村元気監督  7月16日(日)12:15pm @ ❶  7月23日(日)1:30pm @❷ ●「せかいのおきく」(Okiku and the World)  阪本順治監督(上映後Q&A)  7月16日(日)2:30pm @ ❶ ●「#マンホール」(#Manhole)熊切和嘉監督  7月16日(日)10:00pm @ ❶ ●「母性」(Motherhood)廣木隆一監督(上映後Q&A)  7月18日(火)3:15pm @ ❶ ●「メイヘムガールズ」(Mayhem Girls)藤田真一監督  7月22日(土)1:30pm @Barrymore Film Center  7月26日(水)4:00pm @ ❶ ●「赦し」(December)  アンシュル・チョウハン監督(上映後Q&A)  7月24日(月)6:00pm @ ❶
●「山女」(Mountain Woman)福永壮志監督  7月24日(月)9:00pm @ ❶ ●「スイート・マイホーム」(Home Sweet Home)  齊藤工監督(上映後Q&A)  7月27日(木)9:00pm @ ❶ ●「ひとりぼっちじゃない」(In Her Room)  伊藤ちひろ監督(上映後Q&A)  7月28日(金)6:00pm @ ❶
日本作品 10 本上映、登壇者多数
鈴木亮平と阪本順治監督がそれぞれ受賞
    「ニューヨーク・アジアン映画祭」
■7月14日(金)〜 30日(日) ■会場❶:Film at Lincoln Center
 165 W. 65th St.
■7月21日(金)〜 23日(日) ■会場❷:Barrymore Film Center
 153 Main St., Fort Lee, NJ ■一般$17、62歳以上/学生$14 ※3本以上のパッケージあり ※オールアクセス:一般$249、学生$199 ※オープニングナイト、プレミアイベント別料金 ■www.nyaff.org/nyaff23/schedule
★日本映画 上映日程
2 2 3 0
10
14
     ディションを受け、秋からの仕事をBookしていきます。これか らもダンスやミュージカルにフォーカスしながら、幅広く活動し ていく予定です。
w www.yukanotsuka.com ●
● facebook.com/yuka.notsuka ● instagram.com/yukaaada
                                                            よみタイム
   メールマガジン
                                                                       ★登録無料
★ウェブサイト更新時に
 コンテンツをお知らせ
★特別情報の配信
                                         https://yomitime.com/registration.html
   ニューヨーク・アジ  会場は、マンハッ ル、台湾、タイから アンフィルム・ファン タンのフィルム・アッ 多くの作品が紹介 デーションと、フィル ト・リンカーンセン されるほか、イギリ ムアット・リンカー ターと、ニュージャー ス、アメリカからも ンセンター共催の第 ジー州フォートリー アジア系作品が数
 「エゴイスト」(松 2=の阪本順治監 永大司監督)主演の 督が、NYAFF 鈴木亮平=写真1 2023スクリー =がライジングスタ ン・インターナショナ ー・アジア賞に選ば ル・スター・アジア・ れ、作品上映後には ライフタイムアチー 松永監督と鈴木の ブメント賞を受賞す 質疑応答セッションも る。
回「ニューヨーク・ のバリモア・フィル 本上映される。
アジアン映画祭(N ムセンターの2ヵ所。 ◇
YAFF)」が、7  日本、中国、香  今回、日本の長
月 日(金)から 日 港、マレーシア、韓国、 編上映作品は 本。 ある。  その他詳細は、オ
(日)まで開催され フィリピン、カザフ 上映日程、登壇者  さらに、「せかい フィシャル・サイトで る。 スタン、シンガポー は別記を参照。 のおきく」=写真 確認を。
自分だけの「感性」を吹き込む
































   7   8   9   10   11