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独立の理念・思想を紹介
オーバルオフィスで大統領体験
@ニューヨーク歴史協会
2025年12月19日号掲載|9
2025年に市政400年を迎えたニューヨーク市は、独立以来、アメリカの歴史と発展に重要な役割を果たしてきた。1776年の「ニューヨーク・ニュージャージー方面作戦(New York and New Jersey Campaign)」では、ジョージ・ワシントン将軍率いる大陸軍とイギリス軍が激しく衝突、独立戦争の戦略拠点としての重要性を示した。

1789年にはニューヨーク市が連邦政府初の首都となり、ワシントンが初代大統領として就任。1825年のエリー運河(Erie Canal)開通により貿易が拡大、商業・金融の中心地として急成長した。20世紀にはウォール街が金融の中心地となり、ブロードウェイやメトロポリタン美術館など、アメリカ文化の発展を支えた。
こうした歴史を体感できるのが、1804年に創設された博物館「ニューヨーク歴史協会(The New York Historical)」だ。植民地時代から現代まで、独立戦争の舞台や移民文化の形成、都市としての発展など、ニューヨークの歩みを貴重な文書や写真、工芸品などを通じて紹介している。
独立250年に関連した展示がすでに始まっており、今後も興味深い企画が予定されている。
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「革命の宣言」印刷物で見るアメリカ独立への道
独立革命期の理念や思想を紹介した展示「革命の宣言(Declaring the Revolution: America’s Printed Path to Independence)」が2026年4月12日(日)まで開催中。
当時、印刷物は唯一の大量伝達手段で、政治的議論や民主的志向の拡散に大きな役割を果たしていた。会場では、独立宣言を採択した2日後、これを初めて掲載した新聞「ペンシルベニア・イブニング・ポスト」、独立宣言の原本を忠実に再現し制作した有名な国務省版の版画=写真①=など、歴史的に重要な資料を公開。また、独立宣言の考え方や革命的気運の広まりに大きく貢献したトーマス・ペイン著の政治パンフレット「コモン・センス」(1776年)=写真②=や、ボストンでイギリス兵と植民地市民の衝突で民間人5人が射殺された「ボストン虐殺事件」でジョン・ハンコックが植民地の団結と抵抗の重要性を訴えた原稿なども展示。独立革命期の緊張感と思想を伝える。


オーバルオフィスで大統領と面会
ホワイトハウスの大統領執務室「オーバルオフィス」を、精密に再現した常設展「大統領と面会(Meet the Presidents and Oval Office)」=写真③=は、2020年2月、パンデミックのロックダウン直前に開設された人気のエリア。

装飾はロナルド・レーガン大統領の第2期任期時のもので、レーガン大統領が愛用したジェリービーンズ(キャンディ)の瓶、「It can be done」と書かれたプレート、画家で彫刻家のフレデリック・レミントンが手がけた屈強なカウボーイのブロンズ像「ブロンコ・バスター(Bronco Buster)」などが公開。ほぼすべての大統領が使用してきた象徴的な執務机「リゾルート・デスク(Resolute Desk)」(レプリカ)は、イギリス北極探検船の木材で作られ1880年にビクトリア女王がラザフォード・B・ヘイズ大統領に贈ったものだ。
実際にホワイトハウスのオーバルオフィスに立ち入ることは不可能だが、同館では展示を通して「大統領」を体験し、リーダーとしての判断とその背景に触れることができる。
Declaring the Revolution:America’s Printed Path to Independence
■2026年4月12日(日)まで
Meet the Presidents and the Oval Office
■常設展
■会場:The New York Historical
170 Central Park West (77th St.)
■大人$24、シニア$19、学生$13、5-13歳$6、5歳未満無料
■https://www.nyhistory.org