[vol.9] クリスタル・スプリングス・ゴルフ・クラブ（NJ）

Crystal Springs Golf Club at Crystal Springs Resort（NJ）
クリスタル・スプリングス・ゴルフ・クラブ
@ クリスタル・スプリングス・リゾート

タイトなフェアウエイ、無数のマウンド
チャレンジングな上級者コース

マンハッタンから1時間余り。サセックス・カウンティーに位置するクリスタル・スプリングス・リゾートはさまざまなアクティビティーが四季を通して楽しめる近場のリゾート。ゴルフ場は4つのレギュラー・コース、2つのハーフ・コースを所有している。

今回の紹介はバリーオーエン・ゴルフ・クラブと並び、同リゾートを代表するコースのクリスタル・スプリングス・ゴルフ・クラブ。オープン以来、「タフなコース」として日本人にもなじみだ。
オープンは1992年。同年ゴルフ・ダイジェスト誌で全米トップ25ニューコースに選ばれ、その後もゴルフ雑誌等で常に高い評価を受けている。プライベート・クラブのようなサービス、行き届いたコースの整備など申し分なく、まさに高級と呼ぶにふさわしいリゾート・ゴルフ・クラブだ。

コース全長は6800ヤードを超え、アウト37イン35のパー72。幾多の有名コースを手掛けた現代の名匠とも言うべきロバート・フォン・ハッジが設計を担当。コース全体は起伏に富んでおり、レイアウトもニュー・ジャージーでもっともチャレンジングと評されている。バンカーは全部で58、ウォーター・ハザードは5つにとどまるが、フェアウエイは狭く両サイドにはハッジの特徴でもある大小のマウンドが無数にありよりいっそうタイトな印象を呈している。このマウンドの影響でアンイーブンなライやスタンス、ブラインドとなるため時にはバンカー以上に厄介な存在となることもあるだろう。

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シグニチャーホールは崖の上から豪快な打ち下ろしが楽しめる11番ショート。高低差は80フィートもあり、一度でもプレイされたなら必ず記憶に残っているはず。両サイドには池があり、グリーンは中央が細くくびれて左右2つに分かれている。カップが右のグリーンなら比較的イージーだが、左側なら池越えとなるのでかなりのプレッシャーだ。またクラブの選択にも気を使うことだろう。このホールの写真は雑誌やコースガイドのサイトでもよく掲載され、スコアーカードの表紙も飾ったこともある。