Country Club of The Poconos(PA)
カントリー・クラブ・オブ・ザ・ポコノ
高低差多く、狭いフェアウエイ
攻略の鍵は正確性とショートゲーム
ルート80を西へ、ペンシルバニアに入るとリゾートとして有名なポコノ。雄大な自然が色濃く残っている。当クラブは州境のトール・ブースからも近く、ワシントン・ブリッジより一時間余り。プライベート・クラブとして1995年にオープンしたが、2000年代に入りパブリックに変更。もともとメンバー制だけあって素晴らしいコンディションのクラブ。
全長は5968ヤードにとどまり、パーは70。しかしレイアウトされているのがビッグ・リッジと呼ばれているエリアで、アップダウンに富むのが特徴。ホールによってはかなりの高低差がある。ツリーラインでフラットなNYC近郊のコースと比べると全く趣を異にする。森林の中にレイアウトされ、各ホールのフェアウエイは狭く、背の高い樹木の影響でより圧迫感を増している。また草が茂る立ち入り禁止エリアがフェアウエイを分断するホールも多い。グリーンはミディアムサイズ。顕著なアンジュレーションはないがスピードも速く読みずらい。攻略のキーは正確性とショートゲーム次第なのは言うまでもないが、ハザードが多くヤーデージ以上にチャレンジングなコースだ。
オープニングはタイトな登りのホール。右にドッグレッグしており左からの傾斜もきつい。4番はストレートのミドル。ティーボックスは高台に設置され、フェアウエイはかなりタイトな上に立ち入り禁止エリアが分断している。7番は大きく左ドッグレッグのロング。ここもフェアウエイが分断されている難ホールだ。ハンディキャップNo.1が9番ホール。きつい登りが続き右に大きくドッグレッグしている。
後半に入るとまず2つのロング・ホールが連続。特に10番はかなりタイトだ。ドッグレッグで距離は僅か449ヤード。ミッド・ハンディキャップながら侮れないホール。後半の最難関はハンディキャップNo.2の13番。高台にあるグリーンは確認しずらくアプローチは要注意。唯一400ヤードを越えるミドルが16番。豪快な打ち下ろしで、標高差は150フィートにも及んでいる。眺望も抜群で当クラブのシグニチャーと呼べるホール。
距離が短いだけにロングヒッターには物足りなさは否めないが、是非おすすめしたいコース。前回紹介のマウント・エアリー・カジノ・リゾートと同じポコノ・エリアなので、ラウンド後はカジノで運試し。(ケーシー谷口)
Country Club of The Poconos (PA)
■住所:1445 Big Ridge Drive, East Stroudsburg, PA 18302
■Tel: 570-223-8099
■https://www.ccppagolf.com
■グリーン・フィー:週日$50、週末$70
■オープン期間:4月~11月
■設備:レストラン、バー、プロショップ
■行き方:I-80を西へ向かい、デラウェア・ウォーター・ギャップのトール/ブリッジを過ぎてからExit309で降りる。そのまま道なりに進みRt209を北へ。約4.5マイルでロータリーを経由し再びRt209を北へ向かう。2マイルほど進むと左側にカントリークラブの入り口。左折の後、しばらく進むと左側にクラブハウス。