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シルク・ドゥ・ソレイユ「オーヴォ(OVO)」生命の多様性と美しさを探求

昆虫の世界に出現した「卵」
生命の多様性と美しさを探求
シルク・ドゥ・ソレイユ「オーヴォ(OVO)」

カナダのエンターテイメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」(以下シルク)の巡回演目「オーヴォ(OVO)」が、8月15日(木)から18日(日)まで、ナッソー・カウンティー、エルモントの「UBSアリーナ」で上演される。全5公演。

シルク・ドゥ・ソレイユ
①レディ・バグ(右)に一目惚れするヴォイジャー 
Photo: Pat Beaudry, Max Bocanegra, Randy Cremean & Vlad Lorenzo / Cirque du Soleil 2018

2009年にカナダのモントリオールで初演した「オーヴォ」。2022年には、3つの新しい演目とキャラクターを加えて再始動。これまでに約30ヵ国、160以上の都市で開催され700万人以上を動員した。

「オーヴォ」とは卵を意味するポルトガル語。遊び、食べ、働き、戦い、愛を探し求め、ワイワイガヤガヤと止まることのない「昆虫」がテーマだ。

ありふれた日常生活の中に、突然「卵」が介入する。畏敬の念を抱きながらも、好奇心の強い虫たちが蠢きはじめる。

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メイン・キャラクターは3匹。「愛」を求めるグラマラスなてんとう虫の「レディ・バグ」、大きな卵を背負いコミュニティーにやって来るハエの「ヴォイジャー」、コミュニティーのリーダーで年長者、ちょっとマヌケなところがある主人公の「マスター・フリッポ」だ。ヴォイジャーがレディー・バグに一目惚れし=写真①=、物語が動き出す。

シルク・ドゥ・ソレイユ
②2匹の蝶が空中で舞い踊る「デュオ・ストラップ」
Photo: Pat Beaudry, Max Bocanegra, Randy Cremean & Vlad Lorenzo / Cirque du Soleil 2018

2匹の蝶がステージの空中に舞い上がる「デュオ・ストラップ」=写真②=、壁を自由に動き回る10匹のコオロギ「クレイジー・クリケッツ」=写真③=、回転するポールの上でバランスを取るトンボ、一本のロープを使って空中と地上で卓越したバランス芸を披露する蜘蛛など、それぞれの昆虫が持つ個性や特長を活かした技がノンストップで繰り広げられる。また、パフォーマンス全体を通して音楽を担当するのは9匹のゴキブリたちだ。

シルク・ドゥ・ソレイユ
③壁を自由に動き回るコオロギ「クレイジー・クリケッツ」
Photo: Pat Beaudry, Max Bocanegra, Randy Cremean & Vlad Lorenzo / Cirque du Soleil 2018

総勢およそ100人で構成された「オーヴォ」は、昆虫のライフサイクルと誕生を象徴する「卵」をシンボルに、生命の多様性と美しさを探求したシルクならではのショー。

Cirque Du Soleil「OVO」

■8月15日(木) ・16日(金) 7:00pm
■8月17日(土) 3:00pm / 7:00pm
■8月18日(日) 1:00pm
■会場:UBS Arena :2400 Hempstead Turnpike, Elmont, NY
https://ubsarena.com
■ $67~
■チケット:www.cirquedusoleil.com/ovo

★電車Long Island Rail Road(LIRR)での行き方
●「LIRR」で、マンハッタンの「Grand Central Madison」駅または「Penn Station」駅から「Elmont-UBS Arena」駅へ(乗車時間およそ30分)
●「Elmont-UBS Arena」駅と「UBS Arena」を往復する無料シャトル有り
■電車運行スケジュール:https://new.mta.info

シルク・ドゥ・ソレイユ

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