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よみタイムVol.127 2009年12月25日号掲載

落語家 桂小春団治


300年の笑いNYで
国連とカーネギーで2月に
桂小春団治インタビュー


 上方落語家で海外でも数多く落語を演じている桂小春団治(51歳)が、2月19日(金)と20日(土)の両日、ニューヨークで07年8月以来2度目の公演をする。19日は、国連本部ビル内国際会議場で午後6時から国連職員や各国外交官らを招いて得意の「お玉牛」「皿屋敷」を演じる。また、翌20日はカーネギーのワイル・リサイタルホールで、古典や創作落語などを演じる。この日は桂福矢ら若手落語家3人も出演し、生の三味線、太鼓入りの本格的な上方落語会となる。小春団治は17日、よみタイム社を訪れ、公演の意気込みを語った。
    ◇
 「一度は国連でやってみたかった」。07年にニューヨークで公演した時、すでに2度目の公演を頭に描いていた。「今度来た時は、世界の国々の人たちが働く国連で」と日本代表部を通じて交渉をスタート、2年越しに夢が実現する。
 英語、フランス語、スペイン語、中国語と4カ国の字幕をつける。鳴り物も字幕で解説する。
 「4カ国語でやれば世界の人口の大半はカバーされます。もちろん日本語でしゃべるのでプラス1億2千万人ですわ」と笑わす。
 また「肌の色や文化、風習が違う人たちが(同じ落語で)笑い合っている姿は、とても平和に見える。国連ビルは『笑いによる世界平和』にふさわしい場所だと思う」と話した。
 2000年以降、これまでアメリカをはじめイギリス、フランス、ロシアなど世界14カ国で落語を演じてきた。どこの国に行っても「一緒に笑えるのは同じだな、と感じましたね。300年前の笑いは時代、国が違っても変わらないです」。
 ロシア公演の時、ゴーストとモンスターの違いを話して大いに受けた。「皿屋敷の幽霊の話で、自分の殺した相手を幽霊になって復讐するのは日本のゴーストで、アメリカのモンスターは縁もゆかりもない人を無差別攻撃する。そうすると、ロシア人は『そうだ、そうだアメリカはモンスターだ』。政治的に取られて、お国柄を感じましたね」と話す。
 落語は、世界に類をみない話芸のひとつ。ノルウェーでは「日本人は、いつも夜遅くまで働いて、冗談もいわないと思われていたようで、落語をやったら、日本人も冗談言うんだ」など海外では数々のエピソードがある。
 日本人でも海外に住んでいる人は、落語と接する機会がない。「前回も初めて聞く人が多かったですが、すごい興味を持ってくれました。今度はステップアップして、おもしろい落語を聞かせたい」と抱負を語る。
 将来は「南極とアフリカで落語をしたい」と締めくくった。(吉) 

 
 チケットの購入方法
●カーネギーホール窓口(57丁目&7番街)
 電話:212-247-7800 www.carnegiehall.org
●団体割引(10名様以上)定価$40を$35に割引
●団体割引注文&当公演に関する問い合わせ:
 ライブアクト・イン ターナショナル 高橋
 電話: 646-369-4068
 E-mail: LiveActUSA@aol.com