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ブロードウェイで異色の再構築版
プレビュー開幕、観客は好反応
「キャッツ: ザ・ジェリクル・ボール」
2026年4月1日アップデート
高い評価と数々の賞に輝く話題作「キャッツ: ザ・ジェリクル・ボール(Cats: The Jellicle Ball)」が、今春ブロードウェイのブロードハースト劇場で開幕した。3月18日(水)からのプレビュー公演では、観客からダンスやボールカルチャーを取り入れた新演出や、没入感を評価する声が上がっている。正式オープンは4月7日(火)。
アンドリュー・ロイド=ウェバーによる世界的ヒット作「キャッツ(Cats)」を大胆に再構築した作品で、2024年の夏にオフ・ブロードウェイで上演。ニューヨーク・タイムズは「喜びを解き放つ稲妻」、ニューヨーク・デイリーニュースは「愛とレジリエンスを祝うセクシーな作品」と称賛した。

ブロードウェイの実力派とボールカルチャーのアイコンが融合した本作は、キャスティングも大きな見どころのひとつだ。
オールド・デュトロノミー役を務めるアンドレ・デ・シールズは、トニー賞およびグラミー賞を受賞した実績を持つベテラン俳優で、作品全体に重厚感をもたらす。
マキャヴィティ役のレイオミーは、“ヴォーグ界のワンダーウーマン”として知られ、HBO「Legendary」の審査員も務めるなど、ボールカルチャーを象徴する存在。本作のコンセプトを体現するキャスティングといえる。
「Saturday Church」などで知られるB.ノエル・トーマスもキャストに名を連ね、歌、演技、身体表現を組み合わせたパフォーマンスで作品の多様性を支えている。

(Photo by Nico Kartel)

(Photo by Allison Paraison)

1982年オリジナル版「キャッツ」に出演したケン・アードの参加も注目ポイント。初演と今回の再構築版をつなぐ存在として、ファンにとっては見逃せない。
振付は、ニューヨークのボールルーム界を代表するオマリ・ワイルズとアルトゥーロ・ライオンズが担当。舞台全体にリアルなエネルギーを持ち込んでいる。
こうした顔ぶれからも本作が単なるリバイバルにとどまらず、ニューヨークの多様なカルチャーを横断する新たな舞台であることがうかがえる。
ニューヨークの感性で再構築された「キャッツ」
以前の「キャッツ」は、猫たちの幻想的な世界観と群像劇で、幅広い世代が楽しめる作品として親しまれてきた。一方、今回の「ジェリクル・ボール」では、その核となる設定「猫たちの競演」を、ニューヨーク発のボールカルチャーへと置き換えている。ボールカルチャーとは、LGBTQ+コミュニティから生まれた、ダンスやファッション、自己表現を競い合うパフォーマンス文化だ。
登場人物たちは猫であると同時に、ランウェイやヴォーグダンスで魅せる“ボールルームのパフォーマー”だ。「メモリー」や「ジェリクル・ソング」といった代表曲はそのままに、キレのあるポージングやしなやかな動きを特徴とする振付と演出で、従来の抽象的で幻想的な舞台を、より身体性と個性が際立つステージへと昇華させた。
本作は12歳以上推奨。R指定ではないものの、従来のファミリー向け作品とは一線を画す。クラブシーンを思わせるスタイリッシュでエネルギッシュな演出が特徴で、大人寄りのトーンとなっている点も大きな違いだ。4歳以下は入場不可。
ブロードウェイ俳優とボールカルチャーのパフォーマーが交差する本作、単なるリバイバルにとどまらず、ニューヨークの多様な文化を体現する舞台として注目されている。
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CATS: The Jellicle Ball
■プレビュー:2026年3月18日(水)から、正式オープン:2026年4月7日(火)
■会場:Broadhurst Theatre:235 West 44th Street
■2時間45分(インターミッション有り)
■$79〜 ■12歳以上奨励、4歳以下入場不可
■https://catsthejellicleball.com