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2025年4月25日号掲載｜4
環境意識を深め、持続可能な社会を目指す
歩行者天国「カーフリー・アースデー」
市内各所で4月26日
ニューヨーク市交通局(NYC DOT)は、4月26日(土)午前10時から午後4時まで、市内各地で「カーフリー・アースデー(Car-Free Earth Day)」を開催する。毎年恒例のイベントで、市内の一部が車両通行止めとなり、歩行者やサイクリストに開放される。
カーフリー・アースデーは、気候変動への意識を高め、持続可能な都市づくりの重要性を広く伝えることが目的。ニューヨーカーにとっては、春の風物詩とも言えるイベントだ。
当日は複数の拠点で、環境保護やサステナビリティ、公共スペース活用などをテーマにしたプログラムを展開。NYC DOTが主催する「シグネチャー・ロケーション」=別記①=に加え、パートナー団体による独自企画も予定されている。
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環境がテーマのパブリックアート
アートの力を通じて環境問題への意識を高める取り組みも実行。NYC DOTが主催する「DOTアートプログラム」の一環として、5人のアーティストに依頼、環境をテーマにしたパブリックアート作品を市内特定ルート上に設置する。
100年分の気温をビーズで表現した「Rising. Curtains.」(サンセットパーク、ブルックリン)、使い捨てビニール袋を巨大な花にした「Asphalt Asters」(フラットアイアン、マンハッタン)、「NYC」の巨大文字が街にアクセントを添える「NYC DOT Art Stop Letters」(タイムズスクエア、マンハッタン)、都市と自然のつながりを表現したポスター「Branching」(市内各地のバスシェルター)など、アートを通じて気候変動を考える、印象的な作品群。
主催者は参加者一人ひとりが、歩き、自転車で街を巡りながら、環境への意識を深め、持続可能な未来に向けて行動するよう呼びかけている。
シティバイク、無料ライドを提供
ニューヨーク市は、カーフリー・アースデーを記念し、リフト社の協力により「シティバイク（Citi Bike）」の無料利用キャンペーンを実施する。対象となるのは、クラシックタイプのシティバイクで、4月26日（土）の24時間、1回30分までのライドが何度でも無料となる。
利用者は、シティバイクの公式アプリで「Day Pass」タブを選択、プロモコード「CARFREENYC25」を入力することで無料パスを取得することができる。
続可能な都市づくりを目指し、排出量の削減や、誰もが安心して使えるストリートの実現を目指したニューヨーク市の取り組みだ。
Car-Free Earth Day
■4月26日（土）10am〜4pm
■詳細：https://www.nyc.gov/html/dot/html/pedestrians/earthday.shtml
■Citi Bike30分無料のプロモーションコード：CARFREENYC25
（Citi Bikeアプリから入力）
①NYC DOT Signature Locations
★ブロンクス
・E. 188 St. / bet. E. Fordham Road & Valentine Ave.
・Creston Ave. / bet. E.188 St. to E. Fordham Rd
・Valentine Ave. / bet. E. 188 St. & East Fordham Rd.
★ブルックリン
・Fifth Ave. / bet. 40 St. to 50 St.
★マンハッタン
・Broadway / bet. 17 St. & 46 St.
・St. Nicholas Ave. / bet. 181 St. & 190 St.
・Dyckman St. / bet. Broadway & La Marina(Inwood Hill Park)
★クイーンズ
・Woodside Ave. / bet. 75 St. & 78 St.
★スタッテンアイランド
・Port Richmond Ave. / bet. Richmond Terrace & Castleton Ave.
