時を超え、現代を見据えて再考
ヒップホップや世界各地のダンスを融合
「ブルックリン・くるみ割り人形」
ブルックリンを拠点に活動するバレエ団「ブルックリン・バレエ・カンパニー」は12月12日(木)から15日(日)まで、ホリデーシーズンの定番「くるみ割り人形(The Brooklyn Nutcracker)」を上演する。全6公演。
バレエダンサーで振付師のリン・パーカーソン氏率いる同バレエ団は、バレエに対して野心的で多文化的なアプローチを追求。地域住民とのコラボレーションを重視し、ミュージシャンや作家、デザイナー、ビジュアルアーティスト、ハッカーたちと協力。古典的な表現の上に独自の解釈を加えている。
同バレエ団の「ブルックリン・くるみ割り人形」は、ニューヨーク風に再解釈された作品で、オリジナルストーリーに、ヒップホップや世界各地のダンスを融合したもの。アジア人、アフリカ人、中東人、ネイティブアメリカンなど、さまざまな文化的背景を持つダンサーやミュージシャンが出演。象徴的なシーンの中には、地下鉄やブルックリンの街角なども登場。「ニューヨークで唯一、文化的背景を取り入れた包括的な解釈による演目である」と評されている。
「公演は、ダンスを通じて多様性と包括性を祝うという私たちの取り組みを体現するもの。同時に、ブルックリンを特徴づける豊かな文化の証となるでしょう」とパーカーソン氏。
時を超え、現代を見据えて再考されたモダンなクラシック作品だ。
The Brooklyn Nutcracker
■12月12日(木)〜15日(日)
■会場:The Theater at City Tech
275 Jay Street, Brooklyn
■$35〜
■チケット:https://feverup.com/m/191928
■https://www.brooklynballet.org