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ニューヨークの夏
フェリーで巡るビールの旅 ②
NYC ブルワリー
★セント・ジョージ・ルート
アメリカ東海岸でクラフトビール文化の中心地にあげられるニューヨークには多くのブルワリー(ビール醸造所)があり、ユニークなビールが楽しめる。地下鉄ではなく、NYCフェリーを利用する方が便利なブルワリーもある。今回は、マンハッタンのミッドタウン・ウエストと、スタテンアイランドを結ぶ「セント・ジョージ・ルート」に乗ってみよう。

★セントジョージ・ルート
ブロンクス・ブルワリーハドソンヤード
Bronx Brewery – Hudson Yards
ブロンクスが拠点のブルワリーで、ハドソンヤードにもタップルームがある。「コミュニティ」「クリエイティビティ」「インクルーシビティ(多様性の受容)」の3つを柱に、ビール、アート、フード、音楽を通じて誰もが参加できる「ポジティブな場」を目指している。
アーティストや地元団体とのコラボで生まれた「ワイ・シリーズ(Y-Series)」は数量限定。ニューヨークらしいポップなデザイン缶は、味だけでなく目でも楽しめる。
■船着場:Midtown West
■住所:20 Hudson Yards, NYC
■https://thebronxbrewery.com

フラッグシップ・ブルワリー
Flagship Brewery
スタテンアイランドのトンプキンズビル地区に位置するブルワリーで、船着場から車で7分、徒歩15分程。広さ約3000スクエアフィートのタップルームでは、丁寧に醸造された12種類のクラフトビールが用意されている。伝統的なエールやラガー、挑戦的な実験的ビールまで多様。また、最新の取り組みとして「ナイトロビール」を製造。なめらかでクリーミーな口当たり、リッチな味わいが魅力の一杯だ。
ビールだけでは物足りない人には、ブルックリン発のクラフト蒸留所「フォート・ハミルトン」のスピリッツやカクテルなども楽しめる。ペットフレンドリーで犬連れOK、ファミリーも大歓迎だ。
■船着場:St. George
■住所:40 Minthorne St., Staten Island
■https://flagshipbrewery.nyc

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キルズボロ・ブルーイング・カンパニー
Kills Boro Brewing Company
スタテンアイランドを代表するブルワリー。タップルーム「ブリューパブ(BREWPUB)」は、船着場から車で8分、徒歩18分程。
名前「Kills Boro」は、スタテンアイランドにある潮流の水路「キルズ(kills)」に由来。オランダからの入植者が名付けたもので、ドイツからの移民たちがこの水を使ってブルワリーをいくつも設立。伝統的な醸造技術を築き上げていったという。
丁寧に造られたIPA、ラガー、樽で熟成させたバレル・エイジド・ビールなど、季節ごとに入れ替わる多彩なラインナップ。
また、ピルスナー(チェコ発祥のラガービールの一種)の「Killsner(キルズナー)」が、ニューヨーク州クラフトビール大会で銅メダルを獲得。ぜひタップルームで味わおう。
■船着場:North Williamsburg / South Williamsburg
■住所:195 Centre St, Brooklyn
■https://otherhalfbrewing.com

多様で個性的な魅力を持つニューヨークのブルワリー。これからの季節、海風を感じながら、お気に入りのクラフトビールを見つけて欲しい。

