銀行員・警察官装う電話詐欺、領事館が注意喚起

銀行員・警察官装う電話詐欺
領事館が注意喚起

在ニューヨーク日本国総領事館が、政府・金融機関などを装った特殊詐欺について、在米邦人に注意を喚起している。

領事館によると最近、同館管轄地域で、銀行やクレジットカード会社、警察など公的機関の職員を装い、銀行口座の凍結や逮捕を示唆し、金銭を騙し取る詐欺被害の報告が複数寄せられているとのことだ。

被害報告内容によると、詐欺師らは被害者に、実在する警察署の電話番号を偽装表示した着信を確認させたり、ビデオ通話で偽造警察証やバッジ、証明書を見せたりなど、巧妙な手口を用いている。年齢を問わず、幅広い層が狙われているのが特徴だ。

領事館は、「十分注意するとともに、詐欺が疑われるような電話があった際は、決して相手の言いなりにならず、お金の話をされたら一旦通話を切り、家族や知人など周りの人や警察に相談するなど、慎重な対応を心がけてください」と呼びかけている。

今回の詐欺被害の概要や特徴、対策が、領事館HP(別記参照)に掲載されているので、各自確認することが勧められる。

NYPD防犯ガイド
JAAで日本語版を制作・配布

2022年、ニューヨーク市警察(NYPD)防犯課が、防犯ガイドの小冊子を複数の言語で発行。日本語が無かったことから、ニューヨーク日系人会(JAA)が日本語版を制作、ウェブサイトで配布している。詐欺被害を防ぐための高齢者向け内容だが、、年齢・性別を問わず参考になる。一度目を通しておきたい。