よみタイム|2024年7月12日号・Vol.473デジタル版 & バックナンバーはこちら

筒井あづみ「存在感のある力強い役者に」

筒井あづみ「存在感のある力強い役者に」

TSUTSUI AZUMI(役者)
・出身:大阪府

筒井あづみ

★役者とアメリカ文化に対する憧れ
小さい頃からテレビや映画を見て、芝居をすることに漠然と憧れを持っていました。中学生ぐらいの頃からアメリカ映画をたくさん見るようになり、そこからアメリカ文化に対する憧れが強くなっていったように思います。大きなスクリーンやテレビに映るということに対する憧れや、色々な役を演じることで、たくさんの違う人生を生きられるというところに魅力を感じていました。アメリカに渡るという決断も比較的自然だったように思います。中高での一番得意な科目は英語で、大学でも専攻はアメリカ文学。海外旅行にもたくさん行きましたし、アメリカに短期留学もしました。周囲も私のアメリカに対する憧れを理解してくれていたので、「アメリカに住みたい」と家族に伝えた時は「ついにこの時が来たか!」という感じでした。

[AD]

★ニューヨークでは「自分らしさ」が評価される
日本でも少し「芝居」について学びましたが、登場人物の心理や行動の理由などを分析する方法は教えてくれませんでした。ニューヨークにはすばらしい演劇学校がいくつもあり、様々なメソッドが学べます。ブロードウェイはもちろんですが、オフ・ブロードウェイやオフ・オフ・ブロードウェイなど小さな劇場も無数にあり、映画の撮影も多く、仕事を探すには最適の場所です。また、ニューヨークは多様性を重視していますから、「自分らしさ」が最も評価されるので「生きやすい」。アーティストやアクターも多く、同じような志を持つ人とたくさん出会える場所としても最高の街だと思います。

AzumiTsutsui

★「自分自身」を土台にした表現で
ニューヨークに来て特に人種差別を受けたという経験はありません。むしろニューヨークは多様性を重視するので、様々なアイデンティティの人にチャンスがあります。アジア人や日本語が話せる人を探しているような場合もよくあるので、ラッキーだなと思います。芝居において一番大事なことは「自分らしさ」です。自分ではない誰かを演じるにしても、その土台になるのは自分自身。芝居とは自分と向き合うことでもあると思っています。感情表現に関しては、文化的な違いもありますし、英語のアクセントの問題もあります。でも日本で演技していた時のように「自分をなくす」のではなく、その土台の上にアメリカでも受け入れられるような表現法を身につける、ということを少しずつ学んでいます。

★今後の目標
以前はコマーシャルや映画の仕事が多かったのですが、最近は劇場での芝居に力を入れています。シェイクスピア劇団にも所属しています。これから何千と舞台経験を積んで、様々な違う役をこなし、舞台上で存在感のある力強い芝居ができるようになりたい。映画や舞台はもちろんですが、ドラマにもたくさん出演していきたいと思っています。
現在、「ザ・プレイヤーズ・シアター(The Players Theatre)」にて劇団 「spit&vigor」が 「The Man Among Ye」を7月14日まで上演中です。私は同劇団に出演するのは2度目。ドロシーとシェップ・オブ・タルタルの2役で出演しています。
www.spitnvigor.com/a-man-among-ye

AzumiTsutsui

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!