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古谷亜月・個展、生死が共存する領域描く

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2025年5月9日号掲載|9

古谷亜月・個展
生死が共存する領域描く

アーティスト古谷亜月(ふるや・あずき)の個展「インモータリティー(Immortality)」が、ノリータの「フライドマン・ギャラリー」で開催中だ。

古谷亜月

古谷は、多摩美術大学を卒業後に来米。2019年にブルックリン・カレッジでMFA(芸術修士)を取得。現在、日本を拠点にアメリカやアジアなどで幅広く活動する。

古谷は、生命のサイクルを反映した物語を表現。色紙を何枚も重ね、質感を削り、アクリルや油彩を使って混合メディアの絵画を制作している。

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ニューヨークで3度目となる本展は、妊娠・流産した親友を通じて感じた悲しみと再生を探求。マーブル模様を思わせる古谷の印象的な視覚スタイルは、抽象的な曲線を描く色彩の中に人物像を溶け込ませ、鑑賞者を被写体の内面心理へと誘う。作品の多くは寝室を舞台としており、親密な関係や愛が生まれると同時に、生と死が共存する領域を描いている。

■5月7日(水)〜6月7日(土)
※オープニングレセプション:5月7日/6~9pm
■会場:Fridman Gallery
 169 Bowery
■入場無料
https://fridmangallery.com

古谷亜月

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