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2025年3月14日号掲載|5
エイミー・シェラルド
「アメリカの崇高」
社会的なメッセージ込めた作品群
現代を代表するアーティストのひとりで、ミシェル・オバマ前大統領夫人の肖像画=写真=を手がけたことで一躍有名になった画家、エイミー・シェラルド。「アメリカの崇高(American Sublime)」と題した展示が4月9日(水)から8月10日(日)まで開催。美術館で行われる初の大規模な回顧展で、約50点が紹介される。

「簡略化されたリアリズム」と形容される作風で、得に黒人の肖像画を描くことで知られるシェラルド。ハイライトは、近年、アメリカ人アーティストによって制作された最も有名な2人、ミシェル・オバマと、警官に射殺された黒人女性ブレオナ・テイラーの肖像画だ。独自のスタイルに、社会的なメッセージを込めた作品の数々は、国際的な評価も高い。
本展に先駆け3月25日(火)から、野外インスタレーション「4つの在り方(Four Ways of Being)」が開催(設置場所別記)。黒人男性4人の肖像画を集めたものでニューヨーク初公開。過去・現在・未来の交差点を探る。
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Amy Sherald: American Sublime
■4月9日(水)〜8月10日(日)
野外展示「Amy Sherald: Four Ways of Being」
■3月25日(火)〜9月
※展示場所:ホイットニー美術館とハイラインの向かい側にあるビル壁面(Gansevoort St.沿い)
■会場:Whitney Museum of American Art
99 Gansevoort St.
■大人$30、学生/65歳以上$24、19〜25歳(要ID)無料、19歳未満無料
■https://whitney.org
