よみタイム|2025年3月14日号・Vol.489デジタル版 & バックナンバーはこちら

JSギャラリーで2つの展示(1)「アッキーブライト:スタジオ・インフィニティ」

JSギャラリーで2つの展示
伝統芸術と現代アートの繋がり
「アッキーブライト:スタジオ・インフィニティ」

ジャパン・ソサエティー(JS)のギャラリーで10月4日(金)から2025年1月19日(日)まで、2つの展覧会を同時開催する。
ひとつは現代アーティストのアッキーブライトを特集した「スタジオ・インフィニティ(Acky Bright: Studio Infinity)」=表紙写真=、もうひとつはJSでの舞台公演と併せて開催する「文楽バックステージ(Bunraku Back-stage)」だ。
JSギャラリーのシニア・ディレクター、ミッシェル・バンブリング博士は次のように述べている。

「2つの展覧会は大きく異なってはいますが、両方ともに創造的なプロセスを強調し、過去の伝統芸術と現代的なアプローチとのつながりが論点。同時開催することは、JSの舞台芸術や映画部プログラムとのコラボレーションを重視するという、ギャラリーの新たな方向性を示しています」

アッキーブライト
LANET OF METAL, ASTERISM. Images © Acky Bright

アッキーブライト:スタジオ・インフィニティ

アッキーブライト
(左)Illustrated panel (2) for paper bag © Acky Bright (右)KBK18 trading cards © Acky Bright

イラストレーターでマンガ家のアッキーブライトによる、伝統芸術と現代美術のダイナミックな融合を紹介する。

「かわいい」と「カッコいい」を組み合わせた「かわカッコいい」作風で知られるアッキーブライト。ドローイングを得意とし、ディテールの描き込みと大胆な筆致が特徴で、「漫画スタイル」のユニークな世界観が注目されている。

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本展では2つの絵画シリーズ、「KBK-18」と、「Ah-Un」を紹介。それぞれ、日本の伝統芸術や演劇からインスピレーションを受けて制作された新作だ。

他には、今年2月に米国マクドナルドが展開した期間限定グローバルキャンペーン「ワクドナルド(WcDonald’s)」のマルチメディア・デザイン、ミュージックビデオ「YOASOBI x Vaundy’s FRIES BEAT 2024」、ネットフリックスのドラマ「イカゲーム」の塗り絵など、企業向けに手がけた作品も多数フィーチャーされる。

Acky Bright: Studio Infinity
■10月4日(金)〜2025年1月19日(日)
■会場:Japan Society:333 E. 47th St.(bet. 1st & 2nd Aves.)
■一般$12、シニア/学生$10、JS会員/16歳以下無料
■TEL: 212-715-1258
https://japansociety.org/gallery

アッキーブライト

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