2020年6月19日号 Vol.376

ソーホーに出現したBLMミューラル
アートで示す抗議運動


白人警官が黒人のジョージ・フロイド氏を殺害したことに対する抗議運動は世界規模に拡大。その一部が暴徒化し、各地で略奪が発生した。マンハッタンのソーホーでも多くの店舗が襲われたことから、店の前面を板で覆って対応。それをキャンバスにしたアーティストたちが、思い思いのメッセージを伝えている。

よみタイムでは6月13日(土)にソーホーを訪問。ニューヨーク市は8日(月)、フェーズ1に移行したばかりで、ソーホーのブティック街は全て閉鎖中。通りを行き交う人もまばらな場所に、予想を超える数のミューラルが描かれていた。

その多くは「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」に関連したもの。警察の残虐行為に対する抗議、人種差別における犠牲者への追悼、愛や平和、中には選挙の投票を促すものも。略奪行為の対応策として取られた措置が、ソーホーを以前のようなギャラリー街へと変化。これらのアートは、店舗再開と共に撤去される運命だ。

200点以上撮影した中から(実際にはもっと多くの作品があった)、ここで150点を紹介したい。

※画像は自動で変わりますが、上部サムネイルをクリック(スマホの場合は画像をスワイプ)しても変化します。サムネイルは「左から右」へ移動。
無断転載禁止(All Photos By KC of YOMITIME)
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