OMNYカード自動販売機が新設

OMNYカード自動販売機が新設
アナログ世代も「タップ＆ゴー」
MTA

メトロポリタン交通局(MTA)では新しくOMNYカードの自動販売機を設置。10月30日(月)から試運転として、6つの駅(別記)で運用を開始した。

磁気ストライプ式プリペイドカードの「メトロカード」が導入されたのは1993年。それまでのコイン式「トークン」を廃止し、交通システム技術を強化。MTAの大きな転換期となった。

その後、デジタル環境やデバイスの進化が加速。現在、MTAではクレジットカードやスマート・デバイスで支払いができるOMNYシステムに移行中。メトロカードは今年中に廃止される予定だったが、新システムの導入が遅れていることから、無期限で廃止延期となっている。

今回新設されたOMNYカードの自動販売機では、クレジットカードやデジタルウォレットに加え、現金も使用可。メトロカードの代わりにOMNYカード(有効期限最大5年)を購入し、改札口のリーダーに「タップ」して使用する。OMNYカードは、提携販売するドラッグストアで1枚5ドルだが、地下鉄構内の自動販売機なら1ドルで購入できる(期間限定)。

「ハイテクは苦手」という「アナログ世代」の乗客でも、駅で物理的なOMNYカードを入手することで、イマドキの「タップ&ゴー」が使えるようになる。