Advertisement
2025年2月28日号掲載｜8
チャプリンの付き人・高野虎市
その数奇な人生描く
オフブロ「My Man Kono」
パンアジアン・レパートリーシアター制作によるオフ・ブロードウェイ「My Man Kono」が、ミッドタウンウエストにある劇場A.R.T./NYメザニンシアターで2月6日(木)から始まり、3月9日(日)まで上演されている。世界初演。
舞台は第二次世界大戦が始まろうとしていたアメリカ。サイレント映画のスター、チャーリー・チャプリンの付き人兼秘書をしていた実在の人物、日系移民・高野虎市(こうの・とらいち)の物語だ。
脚本はフィリップ・W・チャン、監督はジェフ・ルー。主役・高野虎市を演じるのは、ブライアン・リー・ヒューイン。
日系移民・高野虎市は、アメリカンドリームを抱きチャプリンの付き人となるが、第二次世界大戦勃発とともに、半日感情が高まる米国内で、スパイ容疑をかけられてしまう。予期しなかった展開に、高野はどう立ち向かうのか…。
Advertisement
高野虎市は広島県出身。1900年に15歳で単身アメリカに移住している。その数奇な生涯は、ノンフィクション「チャップリンの影〜日本人秘書 高野虎市〜」(大野裕之著・2009年、講談社)で紹介されている。
上映時間は2時間(インターミッション含む)。2月28日(金)は上演後、監督、脚本家、キャストを招いての交流イベント「JANM Night」も開催される。
■3月9日（日）まで
平日7:00pm、土2:30pm/7:00pm、日2:30pm
■会場：A.R.T./ New York Mezzanine Theatre
502 W. 53rd St.(bet. 10th & 11th Aves.)
■$39〜
■www.panasianrep.org/my-man-kono