ハイテク導入「イマドキ」のレストラン(1)
スシが高速で移動!
「回転寿司ノマド」
今や日本食の代名詞とも言える「寿司」と「ラーメン」。ニューヨークでも人気の「二大巨頭」に、ハイテクを取り入れた新感覚のレストランが誕生した。リーズナブルな価格に加え、大人の「遊び心」をくすぐる2軒を体験。
★回転寿司ノマド
ミッドタウンに7月10日、回転寿司店が登場。5000スクエアの広々とした店内は、ボックス席とカウンター席あわせて125席。「コンベアーに寿司が常時回っている」という形態ではなく、自分で好きなモノをオーダーするスタイルだ。
注文はテーブルに用意されたタブレット=写真①=から。にぎり、軍艦、巻きもの、手巻きなどの他、丼ものや麺類、天ぷらや唐揚げなどのアペタイザー、デザートなどメニューも豊富。
手始めに、飲み物をオーダー。タブレットで「ドリンク&アルコール」の項目をタップし、目当ての品をタップ。数量を入れると、画面左下に注文品が「記録」される。続いて「握り」からサーモン、マグロ、シメサバをタップ。一度に4品まで「記録」可能で、その後、「オーダー」をタップすれば注文完了となる。
しばらくして、ドリンクを運んできたのは、なんとロボット=写真②=。運ばれた品を取ると、サッと定位置に戻っていく。
さらに待つこと5分ほど。タブレットから「キン!」という音が聞こえると、画面上に料理の到着が予告される。おや?と思っている間に、寿司がコンベアー上をシューッと移動し、テーブル横でピタリと停止。ゆっくりと寿司が回り続ける回転寿司とは異なる「速さ」に驚いた。
価格は寿司一皿あたり4.5ドルから=写真③=。「タブレットでのオーダーは敷居が高い」という場合でも、従業員が親切に教えてくれるので安心だ。
今後、NY州ロングアイランド・シティや、NJ州のモール「アメリカン・ドリーム」でもオープンが予定されている。
寿司もラーメンも、長い経験を持つ職人たちが技を磨き、素材に拘った逸品が「芸術品」であることは間違いない。一方で、ハイテクを取り入れた今回の2店舗は、近未来を予見させる「イマドキ」のレストランである。
- Kaiten Zushi Nomad
回転寿司ノマド
■住所:276 5th Ave.
■営業時間:11:00am〜11:30pm
※ラストオーダー10:30pm
■www.instagram.com/kaitenzushi_nomad