18日から池井戸ドラマ2本
諦めない職人たちの誇り描く
「オンライン日本映画祭 2024」
国際文化交流を実践する日本の専門機関「国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)」が、世界27の国・地域を対象に開催中の無料プログラム「オンライン日本映画祭2024」。3度目の開催となる今回は、前期(18日午後11時まで)に邦画21本を、後期(18日午後11時から)=共に米国東部標準時間=にテレビドラマ2本を配信。本紙前号に続き今回は、後期ラインナップの日本ドラマを紹介しよう。
近年、日本では小説や漫画を原作とするテレビドラマが多く、中でも多数のヒット作品を生み出しているのが、ベストセラー作家の池井戸潤。真面目に働く人々に焦点をあて、降りかかる苦難に立ち向う姿、努力の先に得られる栄光が、生き生きと描かれている。
今回、配信されるのは、そんなヒットメーカー「池井戸ドラマ」から2本。日本の小さな町工場が巨大企業に挑む「下町ロケット」と、足袋屋(靴下屋)がランニングシューズ開発に挑戦する「陸王」だ。共に、「技術」に対する職人のこだわりと誇り、決して諦めない人々の姿が胸に刺さる感動のドラマ。
■下町ロケット(全10話)
かつてロケットエンジンの開発に失敗した佃航平(阿部寛)。家業の小さな町工場を継ぎ、ロケットエンジンの根幹を成す部品の開発に成功する。だが、その技術を手に入れようと目論む大企業に翻弄される佃。特許と会社を守ろうと社員一丸となって奮闘する。
日本で延べ1億 2千万人以上が視聴し、大ヒットした爽快なエンターテイメント・ドラマ。
■陸王(全10話)
日本の伝統的な「足袋」を製造する町工場「こはぜ屋」四代目社長の宮沢紘一(役所広司)。時代の流れから足袋の注文が先細る中、新事業としてランニングシューズ「陸王」の開発に乗り出す。
「モノづくり」に携わる人々の熱量が感動を生む人間ドラマ。
視聴および全作品リストはオフィシャルサイト(別記)で。
- Japanese Film Festival Online 2024
- 前期:6月4日(火)11pm〜6月18日(火)11pm
- 後期:6月18日(火)11pm〜7月2日(火)11pm
- ※上記はアメリカ東部標準時間(EST)
- https://jff.jpf.go.jp/watch/jffonline2024/us
- 配信作品(カッコ内は英題)*順不同
- 前期(映画21作品)
- 銀河鉄道の父(FATHER OF THE MILKY WAY RAILROAD)
- ハケンアニメ!(ANIME SUPREMACY!)
- メタモルフォーゼの縁側(BL Metamorphosis)
- そばかす(I am what I am)
- 線は、僕を描く(The Lines that Define Me)
- 梅切らぬバカ(The Lone Ume Tree)
- 騙し絵の牙(KIBA: THE FANGS OF FICTION)
- Single8(Single8)
- マイ・ブロークン・マリコ(My Broken Mariko)
- 土を喰らう十二ヵ月(The Zen Diary)
- 劇場版 おいしい給食 卒業(School Meals Time Graduation)
- みなに幸あれ(BEST WISHES TO ALL)
- closet(closet)
- 傘カラカサ(KARAKASA)
- 招待(The Invitation)
- 花束みたいな恋をした(We Made a Beautiful Bouquet)
- ウェディング・ハイ(WEDDING HIGH)
- ハンサム★スーツ(The Handsome Suit)
- 大名倒産(WE’RE BROKE, MY LORD!)
- ジャングル大帝 劇場版(JUNGLE EMPEROR LEO, aka KIMBA THE WHITE LION)
- ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~(I Go GaGa: Welcome Home, Mom)
- 後期(TVドラマ2作品)
- 下町ロケット(Downtown Rocket)
- 陸王(RIKUOH)