レーベルNAXOSデビュー
デュオ夢乃、アルバム「平家組曲」発表
ニューヨークを拠点に活動するデュオ夢乃(箏・木村伶香能とチェロ・玉木光)が5月24日、クラシック音楽の世界的レコードレーベル、ナクソス(NAXOS)からデビューした。この新盤は、アメリカ人作曲家ダロン・ハーゲン作曲「平家組曲(Heike Quinto)」=写真=。平家物語を題材にした、世界初録音の組曲だ。
デュオ夢乃は、邦楽とクラシックの伝統に根ざしつつ、新しい室内楽を開拓するユニット。この組曲は、日本古典文学に造詣の深いハーゲンが、デュオ夢乃のために特別に作曲したもの。「平家物語」に登場する女性を主題としながら、修羅と浄土の世界へとリスナーを誘う。
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録音は2022年6月、彩の国さいたま芸術劇場で行われ、ニューヨークを拠点に活動する指揮者・伊藤玲阿奈(れおな)がプロデューサーとして参加している。
この作品には器楽のみならず、地声による歌も含まれており、すでにニューヨーク・クラシカルレビューから「精緻で情緒あふれる演奏」と絶賛されている。
デュオ夢乃は、「日本文化を深く愛するハーゲン氏に委嘱し、7年をかけて完結した力作です。平家絵巻が目に浮かぶような描写力もこの作品の魅力の一つ。ぜひ多くの方々に聴いてほしい」と話している。
- 平家組曲(Heike Quinto)
https://duoyumeno.com/product/daron-hagen-heike-quinto - デュオ夢乃HP:
www.duoyumeno.com