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映画「ヒロシマへの誓い 」

核廃絶に捧げた人生たどる
映画「ヒロシマへの誓い 」
PBSで放送、動画も配信

米公共放送ネットワーク(Public Broadcasting Service) は、カナダ在住の元被爆者で2021年の核兵器禁止条約発効の原動力となったサーロー節子(85)の生涯を描いた映画「ヒロシマへの誓い 」を5月31日(金)まで放送する。

映画「ヒロシマへの誓い 」
サーロー節子氏

同映画は、被爆体験を証言するためにニューヨークを訪問していたサーロー氏と、同作プロデューサーの竹内道(たけうち・みちえ)氏が出会い、サーロー氏に触発された竹内氏が自身の家族が被爆した事実に目を向け、2015年に制作をスタート。出会いと友情を通して描いたドキュメンタリー映画「ヒロシマへの誓い(the VOW from HIROSHIMA)」をテレビ用に再編集(56分)して放送する。

サーロー節子は13歳で被爆、家族と広島女子学院の同級生の多くを失った。以降、カナダや米国、英国、日本で被爆体験を公に語ることで核兵器廃絶を訴えてきた。2017年のノーベル平和賞授賞式での感動的な受賞スピーチは同映画のクライマックスだ。監督は、エミー賞や全米監督協会賞を受賞したベテラン映像作家のスーザン・ストリックラー。

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全米でテレビ放送について竹内は「今年のアカデミー賞を総なめにした『オッペンハイマー』では、核放射性降下物が人間や環境にどれほど壊滅的な影響を与えるかについてほとんど触れていなかった。(テレビ放送で)より多くの米国人に知ってもらうことにより、核廃絶と平和交渉の重要性について意味のある会話のきっかとなれば。まだこの作品を観ていない日本の方々もぜひ」と話している。

時間は州や地域によって異なるが、ニューヨーク市を含めた多くの都市では、メモリアルデーウィークエンドに当たる26日(日)午後7時から放送。また、PBS.org および同アプリを通じてビデオ・オン・デマンド(VOD)/ストリーミングでも視聴できる。 詳細はホームページへ。

「ヒロシマへの誓い 」

映画「ヒロシマへの誓い 」

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