よみタイム|2024年11月29日号・Vol.483デジタル版 & バックナンバーはこちら

「皆既日食」ニューヨーク州で98年ぶり

「皆既日食」ニューヨーク州で98年ぶり
市内は89%の「部分日食」
北米大陸皆既日食

月が太陽を隠す天体ショー「日食」が4月8日(月)、北米で観測できる。「北米大陸皆既日食(Great North American Eclipse)」と名付けられた今回の日食は、南太平洋上空から始まり、メキシコ、アメリカ、カナダなど北米大陸を横断する。

皆既日食
①NY州が発表した皆既日食が観測できる地域と時間 All images courtesy : New York Department of Economic Development

ニューヨーク州内でも太陽がすっぽりと月の背後に隠れてしまう「皆既日食(Total Solar Eclipse)」 が西部から北部で観測できる=図①=。ニューヨーク市内でも、最大89%(午後3時20分頃)が欠ける「部分日食」を見ることができる。

太陽の光は危険
必ず専用メガネを


日食を安全に観測するため、アメリカ航空宇宙局(NASA)では「日食メガネ(eclipse glasses)」または「携帯用日食ビューアー(handheld solar viewer)」の使用を強く奨励。「通常のサングラスは、太陽が隠れていても安全ではない」と注意を促す。

ニューヨーク州では、ウェブサイト「I ♥ NY」内に日食関連情報をまとめたページを開設(別記)し、おすすめの観測スポットやイベントなどを紹介。さらに、「I ♥ NY」のロゴが入った日食メガネ=写真②=を無料で配布している(数に限りあり)。ニューヨーク市内の配布場所は、マンハッタンの「モイニハン・トレイン・ホール」内、LIRRのチケット窓口のみ。

日食メガネ
②NY州が無料配布している日食メガネ

前回、アメリカで皆既日食が見られたのは2017年で、次回は2044年8月23日。 ニューヨークで皆既日食を観測できるのは1925年以来98年ぶりで、次回は2079年。4月8日は、「一生に一度」の貴重な体験となるだろう。

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  • Great North American Eclipse
  • 4月8日(月)
  • 「I ♥NY」の日食サイト
  • www.iloveny.com/events/eclipse-2024
  • 無料の日食メガネ配布場所(マンハッタン)
  • Moynihan Train Hall:421 8th Avenue
  • *MTA Long Island Rail Roadのチケット販売窓口
  • 営業時間6:30am – 9:30pm
  • ※その他の配布場所は上記ウェブサイトで確認を
  • NASAの日食サイト
  • https://science.nasa.gov/eclipses
日食メガネ

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