よみタイム|2024年7月12日号・Vol.473デジタル版 & バックナンバーはこちら

清水宏監督・回顧上映会「パート1:松竹時代」

知られざる昭和の巨匠
清水宏監督・回顧上映会「パート1:松竹時代」

清水監督
「蜂の巣の子供たち」の撮影で、カメラの横に立つ清水監督(右端) © Collection of NFAJ

大正後期から昭和に活動した日本映画の知られざる巨匠、清水宏(しみず・ひろし)監督の回顧上映会が、5月4日(土)から6月1日(土)まで行われる。

上映会は二部構成で、「パート1:松竹時代」は、アストリアの映像博物館「ミュージアム・オブ・ムービング・イメージ(MoMI)」を会場に5月4日(土)から19日(日)まで、「パート2:戦後と独立の時代」は、マンハッタンの「ジャパン・ソサエティ(JS)」を会場に5月16日(木)から6月1日(土)まで行われる。本紙では今回「パート1」を、次号で「パート2」を紹介する。

サイレント時代から日本映画の黄金時代に至る35年のキャリアで、160本を超える映画を手がけた清水監督。「パート1:松竹時代」では、初期作品を紹介する。

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松竹蒲田時代、21歳の時に「峠の彼方」で監督デビュー。「あるがまま」を好んだ清水監督が、松竹大船時代に全編ロケーションで制作した「有りがたうさん」=写真①=は「実写的精神」と評価を受ける。演技派の役者よりも子どもや新人俳優、素人を好み、児童文学を映像化した「風の中の子供」や、「子供の四季」=写真②=は、監督の最高傑作にあげられ、「子ども映画の巨匠」と呼ばれた。

映画:有りがたうさん
①「有りがたうさん」©Shochiku

36歳で、松竹大船の筆頭監督になる。台湾ロケを敢行した「サヨンの鐘」や、特殊非行児童にフォーカスした「みかへりの塔」なども、ありのままの姿を描く姿勢を貫いている。

詳細および上映時間はオフシャルサイト(別記)で確認を。

Hiroshi Shimizu, Part I: The Shochiku Years

  • 5月4日(土)〜19日(日)
  • 会場:Museum of the Moving Image(MoMI)
    36-01 35 Ave, Astoria
  • $15、学生/シニア$11、3-17歳$9
  • https://movingimage.org
  • 上映作品「カッコ内は邦題」
  • Seven Seas: Chapter 1 – Virginity「七つの海・前篇・処女篇」
  • Seven Seas: Chapter 2 – Chastity「七つの海・後篇・貞操篇」
  • A Woman Crying in Spring「泣き濡れた春の女よ」
  • Japanese Girls at the Harbor「港の日本娘」
  • A Hero of Tokyo「東京の英雄」
  • Mr. Thank You「有りがたうさん」
  • Forget Love for Now「恋も忘れて」
  • Children in the Wind「風の中の子供」
  • A Star Athlete「花形選手」
  • The Masseurs and a Woman「按摩と女」
  • Four Seasons of Children: Spring/Summer「子供の四季・春夏の巻」
  • Four Seasons of Children: Autumn/Winter「子供の四季 ・秋冬の巻」
  • Introspection Tower「みかへりの塔」
  • Notes of an Itinerant Performer「歌女おぼえ書」
  • Ornamental Hairpin「簪」
  • Sayon’s Bell「サヨンの鐘」
  • Children of the Beehive「蜂の巣の子供たち」
清水監督

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