2017年12月1日号 Vol.315

NY州オバマケアの利
エッセンシャルプラン

今、オバマケア保険の加入・更新プロセスの真っただ中。ここでは筆者自身のケースを例に挙げて、加入を奨励したいと思う。
ニューヨーク州には、州独自の「エッセンシャルプラン(以下EP)」という、低所得者向けの格安プランがあるのをご存じだろうか。実は筆者、来年から初めてこのEP加入の資格ありとみなされ、これまで加入していた保険会社のEPに入ることになった。
なんと毎月の保険料は20ドル。うちの猫にかけているペット健康保険(月40ドル)より安い。ディダクティブル(自己負担額)もない。予防医療(健康診断や婦人科検診、予防接種ほか)は無料で、その他の理由で医師の診断を受けた場合は低額のコーペイを払う。幸い筆者は、すでにEPをとる主治医も婦人科医も見つけて準備万端。
正直なところ、筆者も一応見栄っ張りの日本人なので、州から「あなたはEPです」と手紙が来た時は、低所得者=下級市民扱いされたような気がして、「うーん、恥ずかしいかも」と思った。ところがアメリカ人に言わせると、「アホかお前は。自営業やフリーランスは何とかEPに入れるよう工夫するものだ」だと。
ニューヨーク州認定の日本人オバマケア・ナビゲーター関久美子さんに教えてもらったが、エッセンシャルプランにも段階があり、収入によって毎月の保険料が異なる。筆者の20ドルが最高額。もっと収入が低ければ、保険料が無料になるケースもある。
ちなみにこのEP、連邦運営の低所得者保険メディケイドに入るには収入が高すぎるが、それでも十分低所得、というケースに適用される。この場合の「収入」とは、経費や控除を差し引いた課税対象収入(adjusted gross income)のこと。
合法的な滞在者なら、外国人(学生も)も加入資格がある。とりあえず日系人会で加入支援をする関さんと原さんに、相談されるようお勧めする(電話646 ・892・ 7792)。州のサイトは下記。
www.nystateofhealth.ny.gov

ネット時代の奇跡
ホームレスヒーロー

メディアで紹介されまくっているので、ご存じの読者も多いだろうが、「善意のホームレス、軌跡の物語」。ホリデーらしい、いい話だ。
高速道路でガス欠になり困っていたケイト・マックルーアさん(27)を、近くにいたホームレスのジョニー・ボビットさん(34)が、全財産20ドルをはたいて助けたというもの。
夜だったのと、危険なエリアだったので、ジョニーさんはケイトさんに「車に戻って鍵をかけて待っていろ」と言い、しばらくして買って戻って来たという。ジョニーさんは元海兵隊。離婚を機に人生が狂い、ホームレスになってしまっていた。
ジョニーさんの善意に感動したケイトさんは、「Go Fund Me」でこの体験を紹介し、ジョニーさん救済基金を立ち上げたところ、目標額の1万ドルどころか、11月26日現在33万ドル近く集まった。
ジョニーさんもこれには仰天。基金を元に第二の人生の準備をしているが、33万ドルは大金。ケイトさんとジョニーさんは現在ファイナンシャルアドバイザーに募金をどうするか相談中だという。ジョニーさんは、ほとんどをチャリティーに寄付するつもりだとか。

違法ハンターの一発で
犬の散歩する女性死亡

アップステート在住のローズマリー・ビルキストさん(43)が、サンクスギビングの前日、ハンターが鹿と間違えて撃った弾で死亡。日がくれた後、愛犬を散歩している途中だった。
鹿を撃ったつもりが女性の叫び声がしたため、間違いに気づいたハンターがすぐに救急車を呼んだが、ビルキストさんは運ばれた病院で亡くなったという。日没後の狩猟は違法。警察は事件を捜査中だ。
そもそも、なぜこの時代に狩猟なんていう行為が合法なのか。鹿が増えすぎないようにが大義名分なら、撃ち殺す以外に何か方法があるだろうに。鹿狩りより銃狩りじゃないの?



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