2017年12月1日号 Vol.315

誰も見たことがない「4次元世界」を投影
「テッセラクト」




Photos by Ray Felix


ダンスと3Dフィルムを組み合わせたパフォーマンス「テッセラクト」が、12月13日(水)から16日(土)まで、ブルックリンのBAMハービー・シアターで行われる。
稀代のビデオアーティストのチャールズ・アトラスと、コリオグラファーのラショーン・ミッチェル、同じくコリオグラファーのサイラス・ライナーによる作品。ニューヨーク初演。

「テッセラクト」とは、8個の立方体を張り合わせた「4次元超立方体」の意。我々の世界は「立体=3次元」であるという概念のもと、その3次元に「もうひとつの方向」を加えたものが「4次元」、または、3次元に「時間軸」を加えたものが「4次元」であると考えられている。また、3次元の世界で生きる人間には、「4次元」を認識することはできないとされる。
だが、目に見えている風景(立体=3次元)を、絵(面=2次元)で描くことができるように、「4次元」を現世界に投影する方法があるのではないか、とも考えられている。

今回の「テッセラクト」は、6人のダンサーによるパフォーマンスと3Dフィルム、モバイルカメラで撮影したライブ画像をステージ上で融合。目の前で踊るダンサーたち(3次元)に、撮影された映像をリアルタイムで重ねシンクロさせる=もうひとつの方向を加える=ことで、異なる次元・時空を表現する。観客に、まだ誰も見たことがない「4次元の世界」としての「新しい視点」を認識させる試みだ。

Tesseract
■12月13日(水)〜16日(土)
■会場:BAM Harvey Theater
 651 Fulton St., Brooklyn
■$25〜
■上演時間1時間55分
www.bam.org



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