2017年08月11日号 Vol.307

エリオ・オイチシカ:トウー・オーガナイズ・デリリイウム
HÉLIO OITICICA: TO ORGANIZE DELIRIUM


Hélio Oiticica and Neville D'Almeida, CC5 Hendrix-War, 1973 (installation view, Walker Arts Center, Minneapolis, 2010 – 2011). Slide series, hammocks, and soundtrack. César and Claudio Oiticica, Rio de Janeiro and Neville D'Almeida. © César and Claudio Oiticica, and Neville D'Almeida


IInstallation view Hélio Oiticica. Whitney Museum of American Art, New York. Photograph by Matt Casarella


ブラジル出身のアーティスト、エリオ・オイチシカ(1937-1980)の約20年間の活動を紹介する、アメリカでは初めてとなる大規模な回顧展。20世紀でもっとも独創的なアーティストの一人とされるオイチシカは、アートは社会でより重要な役割を果たすものであること、また我々がこの世界にいるということを、身体、感覚、感情に認識させる作品を制作した。活動の初期には幾何学的な素描や、絵画を中心に制作していたが、その後、彫刻、建築的なインスタレーション、文章、映像へと移行。さらに自然に強く惹かれ、大規模な環境的作品へと移行し、その作品は鑑賞者を傍観者から、積極的な参加者になることを促した。本展には、代表作である「トロピカリア」を始め、いくつかの代表的な大規模なインスタレーション作品が展示され、音楽や文学との関わり、政治や社会環境への作家の強い関心を見ることができる。本展では、ニューヨークで過ごした70年代が特に強調され、作品に込められた作家の激情、複雑な交わり、活動家としての性質が紹介されている。(林 玄一)

10月1日まで
Whitney Museum of American Art
99 Gansevoort St.
212-570-3600 
日〜木10:30am-6:00pm
金〜土 10:30am-10:00pm
火休館
大人$25、シニア$18、 学生$18
18歳以下無料
whitney.org



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