2017年05月12日号 Vol.301

屋上庭園展:アドリアン・ビジャール・ロハス
The Roof Garden Commission: Adrián Villar Rojas, The Theater of Disappearance


Adrián Villar Rojas The Roof Garden Commission: Adrián Villar Rojas, The Theater of Disappearance Installation view, The Metropolitan Museum of Art, 2017 Courtesy of the artist; Marian Goodman Gallery; and Kurimanzutto, Mexico City Photographed by Jörg Baumann


Adrián Villar Rojas The Roof Garden Commission: Adrián Villar Rojas, The Theater of Disappearance Installation view, The Metropolitan Museum of Art, 2017 Courtesy of the artist; Marian Goodman Gallery; and Kurimanzutto, Mexico City Photographed by Jörg Baumann


澄み渡った空をエイドリアンの彫刻が白く穴を開ける。アルゼンチン出身のアーティスト、アドリアンの彫刻作品が、屋上庭園で展示中だ。メトロポリタン美術館が所蔵するコレクションから100点以上を選び、再構築した彫刻16体。それらは全て、3Dスキャンを使って製作したレプリカを組み合わせたもので、技術の革新とともに変化する文化的価値について、疑問を呈しているかのようでもある。マンハッタンの景色が一望できる屋上庭園に設置された作品は、滑らかなラインと奇妙な構図が印象的。腕や食器が部分的に長テーブルに浮かぶ空間は、白昼夢のような、記憶の断片を集めたような曖昧な世界だ。アドリアンは近年、パリ、イタリア、ロンドンなどの美術館やギャラリーで作品を発表。2011年にはベニスビエンナーレ、2015年にはニューヨークのグッゲンハイム美術館で展示を行い、新進気鋭のアーティストとして注目されている。(中井澪)

10月29日まで
1000 Fifth Ave. at 82nd Street
212-535-7710
火水木9:30am〜5:30pm、金土:9:30am〜9:00pm、日:9:30am〜5:00pm
月:休館
参考料金:大人$20、シニア/学生$15、12歳以下無料
www.metmuseum.org



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